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密着! 渋谷の巨大ネズミ、捕獲最前線リポート

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昨今、駅周辺の再開発など明るい話題の多い渋谷だが、そんな“表の顔”とは裏腹に、ネズミが巨大化&異常繁殖しているという。その凄まじい現状を追った――

◆深夜の大捕獲劇!渋谷の巨大ネズミを記者が捕獲調査した

 渋谷のネズミ繁殖の惨状を探るべく、取材班は都内のネズミ駆除専門業者「東京マウス」の福井義広氏の協力の下、捕獲調査を実施した。まずはネズミの捕獲方法の指南と、渋谷でも特に多く出没する場所を聞くことにした。

「路上だと、やはりセンター街の裏路地のゴミ置き場です。以前に駆除作業したときは、それこそ数えきれないほどいました。ネズミは店舗やビルに巣を作るので、通気口や外壁の隙間、配管などが通り道になりやすい。渋谷のネズミは頭がよく、カゴでは捕獲できないので市販のものよりも3倍くらい強力な粘着シートで獲るしかない」

 また、建物内にはネズミがすみついていることを示す“ラットサイン”というものがあるとか。

「ネズミは同じ場所を何度も通るから、その部分だけ黒ずんでくるんです。あとは店内に大きめのハエが4~5匹いたら、天井裏でネズミが死んでいる可能性が高い。熟練の業者になってくると、ネズミがいる店の換気扇からは動物園で匂うような獣臭がするので、すぐにわかりますよ。センター街のなかは特に多い。店員に指摘すると嫌がられますけどね(笑)」

◆巨大なネズミほど罠にかかりづらい

 時刻は午前0時。福井氏とともに取材班は、粘着シートを仕掛けるためにまずセンター街へと向かった。すると、現場はすでにネズミが次から次へと行き来する“ネズミ通り”と化していた。

「この時間帯は飲食店がゴミを出す時間なので、もう『メシの時間だ』とわかっているんですよ」

 今回はセンター街のゴミ置き場や路地、円山町・神泉の飲食店界隈など計6か所に罠を設置した。すると粘着シートと一緒に設置した餌(今回はソーセージだが、食物ならなんでもいいらしい)に、早速小さめのネズミが群がり、5分もたたず捕獲に成功。ただ、幸先がよかったのはここまでで、その後、ネズミは罠の手前まで来るものの、そこでクンクンと鼻を動かしてそのまま退散。大きいサイズのネズミになると、罠を知り尽くしているかのように迂回している。なんて頭のよさだ!

「ネズミは人間の気配や体臭を嗅ぎ分けて、罠だということがわかっているんです。だから、一度仲間が捕まると学習して、次からは罠にかかりにくくなるんです」

 結局、この日は雨で粘着シートの効果が薄いこともあって、約1時間で捕獲できたのは20匹ほど。そのすべてがクマネズミだった。

「年々、獲りづらくなっている」と話す福井氏とともに罠を撤去していると、見計らったかのようにゾロゾロと巨大なネズミが大量発生。なかには40cmほどはありそうなビッグサイズの姿もあった。

「こういう長生きしてデカいヤツほど罠にかからない。殺鼠剤への耐性も強まっていて、いわゆる『スーパーラット』という種類です」

⇒【次回】へ続く『駆除業者が語る「ネズミ増加の原因は雑なゴミ出し」』http://nikkan-spa.jp/478175

― 渋谷で巨大ネズミが異常繁殖中【3】 ―



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