現在、全国五大ドームツアー真っ最中のAKB48に、新加入メンバーが参加している。ノザワレナ、インドネシアのジャカルタを拠点に活動するJKT48の1期生だ。
8月21日に、日本と同時発売されるJKT48、3枚目のシングル『恋するフォーチュンクッキー』JKT48バージョンの選抜メンバーに選ばれているノザワ。チームJのメンバーとしておよそ1年半、仲川遥香や高城亜樹が移籍してくるまでは、JKT48唯一の日本人メンバーとして活動をしていたが、家庭の事情により日本に帰国。6月末よりJKT48とAKB48の兼任メンバーとして活動を始めたばかりだ。
***
――兼任を発表した時、JKTファンの反応はどうでした?
「最初、『日本に帰国するので、今までありがとうございました』って発表したんです。そしたらファンの方がすごい悲しんじゃって……。でもその後スタッフさんが『AKB48との兼任です』って発表して。みんなからは『頑張って』って言われました」
――兼任ということは、高城さんみたい日本とジャカルタを行ったり来たりするんですか?
「まだ細かくは決まってないんです。住むのは日本なんですけど、できるだけジャカルタに行きたいですね」
――そもそもJKT48に入ろうと思ったきっかけは?
「ずっとステージに立つ人に憧れていて。そこへお父さんが、JKT48がメンバーを募集してるってことを教えてくれて」
――受かる自信はあった?
「絶対に受からないと思ってました。だから受かったときは『えっ?』って。信じられなかったけど、すごく嬉しかったですね」
――もともとAKB48のことは知ってました?
「はい。でもずっと海外にいたので、あまり詳しくはなかったです」
――ジャカルタでAKB48を見る機会はなかったでしょうしね。
「でも最初にJKT48の劇場に応援しに来てくださったのは、インドネシアに住んでいるAKB48のファンだったんですよ」
――知ってる人もいたんですね!
「そこからどんどんファンが増えていって、色んな人が来てくれるようになりました。今では歌番組に呼んでいただいたり、レギュラー番組が始まったり、賞もいただいたり。応援してくださっているファンのみなさんにはすごく感謝しています」
■インドネシア語はJKTに入ってから覚えた
――ちなみにインドネシア語はどれぐらいしゃべれるんですか?
「JKT48に入ったときは全くしゃべれなかったです。メンバーが何を言っているかもわからなかったし」
――コミュニケーションはどうやって?
「最初は英語でした。私はインターナショナルスクールに通っていたので英語がしゃべれて、メンバーやスタッフさんで英語がしゃべれる人がいたので、通訳をしてもらったり。でも一緒にいるうちにインドネシア語がしゃべれるようになっちゃいました(笑)」
――JKTファンとの握手会もあると思うけど、ちゃんと話せてますか?
「大丈夫です。ご飯は何を食べたのとか、公演を見たよとか、どの曲が好きとか」
――会話の内容は日本の握手会とあまり変わらないんですね。ちなみに好きな曲は?
「公演でやってる『ハート型ウイルス』です。昔からやりたかった曲で、やれてほんと嬉しかったです」
――あの曲って、途中で長ゼリフがありますよね。
「それもちゃんと言ってます。でもインドネシア語にすると、セリフが長くなっちゃって、うまく言うのが大変なんです(笑)」
――ちなみに日本から仲川遥香さんと高城亜樹さんがJKTに入りましたが、どうですか?
「大先輩だし、勉強をさせてもらっています。でも一緒に遊びに行ったり、ご飯に行ったり。JKT48のメンバーはみんな仲良くて、家族みたいなんですけど、新しいお姉ちゃんが増えた感じです」
――仲川さんは、新曲でセンターになったり、かなりの活躍をしているみたいですね。
「はるかさんはすごいです。ジャカルタに来てまだ半年なのに、インドネシア語が上手で、公演のMCは普通に大丈夫だし、テレビもどんどん前に出てトークしてます」
――高城さんは?
「あきちゃさんは色んなことを教えてくれます。今やってる『恋愛禁止条例』は大人っぽい曲が多くて、表情とか悩むことも多いんですけど、こうやって歌うんだよとかアドバイスくれたり。日本へ行く発表をした時は『一緒に頑張っていこうね』ってメールをくれました」
■水着グラビアは挑戦してみたい?
――先日のチームA公演でAKB48劇場に初めて登場しましたけど、どうでしたか?
「すっごく緊張して、覚えてないんです。震えちゃいました」
――今までJKTの劇場に上がっていたのに?
「JKT48にいる時に、練習のためにAKB48さんの劇場公演のDVDを見てたんです。だからそのステージに立つというのは緊張します。しかもステージに私を呼んでくれたのが、ずっと憧れていたまゆゆさんだったので」
――もうAKBのメンバーとは仲良くなれました?
「松井咲子さんが声をかけてくださって、グーグルプラスに載せてもらいました。コンサートでピアノをソロでやってるのを知っていて、すごいなあと思っていたので、うれしかったですね」
――ちなみに日本で活動するにあたって、グラビアに挑戦する機会もあると思うんですけど、どうですか? JKTのファンもそれについてやきもきしてるみたいですが。
「ジャカルタでは文化が違って、人前でおなかを出したりしないんです。JKT48のガイドブックを海で撮影したんですけど、水着じゃなくて、タンクトップに短パンだったり」
――でも日本だとステージ衣装でもおなかを出したりしてますよね。
「どうなるんでしょう……。ジャカルタのファンもいるし、文化もあるから、まだわからないです……」
――日本で活動するにあたって、これからどうなっていきたいですか?
「経験はまだまだなんですけど、一生懸命やって、AKB48さんと同じレベルになれるよう頑張っていきたいと思います」
――AKB48としての目標は?
「まずたくさんの人に知ってもらうことですね。何事も頑張って取り組んで、たくさんの人に知ってもらいたいです。できればJKT48のことも知ってもらえたらいいなって思います」
――最後に自己アピールをどうぞ!
「ずっと海外に住んでて、もしかしたらちょっと変わってるかもしれないです(笑)。普段は人見知りなんですけど、慣れたらしゃべります。だから握手会とかでもたくさん話しかけて下さいね!」
(取材・文/関根弘康、撮影/佐賀章広)
■ノザワレナ(野澤玲奈)
1998年5月6日生まれ、東京都出身
ニックネーム:レナチャン
JKT48チームJ/AKB48兼任
詳しい情報はJKT48の公式HP【http://jkt48.com/】をチェックだ!
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8月21日に、日本と同時発売されるJKT48、3枚目のシングル『恋するフォーチュンクッキー』JKT48バージョンの選抜メンバーに選ばれているノザワ。チームJのメンバーとしておよそ1年半、仲川遥香や高城亜樹が移籍してくるまでは、JKT48唯一の日本人メンバーとして活動をしていたが、家庭の事情により日本に帰国。6月末よりJKT48とAKB48の兼任メンバーとして活動を始めたばかりだ。
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――兼任を発表した時、JKTファンの反応はどうでした?
「最初、『日本に帰国するので、今までありがとうございました』って発表したんです。そしたらファンの方がすごい悲しんじゃって……。でもその後スタッフさんが『AKB48との兼任です』って発表して。みんなからは『頑張って』って言われました」
――兼任ということは、高城さんみたい日本とジャカルタを行ったり来たりするんですか?
「まだ細かくは決まってないんです。住むのは日本なんですけど、できるだけジャカルタに行きたいですね」
――そもそもJKT48に入ろうと思ったきっかけは?
「ずっとステージに立つ人に憧れていて。そこへお父さんが、JKT48がメンバーを募集してるってことを教えてくれて」
――受かる自信はあった?
「絶対に受からないと思ってました。だから受かったときは『えっ?』って。信じられなかったけど、すごく嬉しかったですね」
――もともとAKB48のことは知ってました?
「はい。でもずっと海外にいたので、あまり詳しくはなかったです」
――ジャカルタでAKB48を見る機会はなかったでしょうしね。
「でも最初にJKT48の劇場に応援しに来てくださったのは、インドネシアに住んでいるAKB48のファンだったんですよ」
――知ってる人もいたんですね!
「そこからどんどんファンが増えていって、色んな人が来てくれるようになりました。今では歌番組に呼んでいただいたり、レギュラー番組が始まったり、賞もいただいたり。応援してくださっているファンのみなさんにはすごく感謝しています」
■インドネシア語はJKTに入ってから覚えた
――ちなみにインドネシア語はどれぐらいしゃべれるんですか?
「JKT48に入ったときは全くしゃべれなかったです。メンバーが何を言っているかもわからなかったし」
――コミュニケーションはどうやって?
「最初は英語でした。私はインターナショナルスクールに通っていたので英語がしゃべれて、メンバーやスタッフさんで英語がしゃべれる人がいたので、通訳をしてもらったり。でも一緒にいるうちにインドネシア語がしゃべれるようになっちゃいました(笑)」
――JKTファンとの握手会もあると思うけど、ちゃんと話せてますか?
「大丈夫です。ご飯は何を食べたのとか、公演を見たよとか、どの曲が好きとか」
――会話の内容は日本の握手会とあまり変わらないんですね。ちなみに好きな曲は?
「公演でやってる『ハート型ウイルス』です。昔からやりたかった曲で、やれてほんと嬉しかったです」
――あの曲って、途中で長ゼリフがありますよね。
「それもちゃんと言ってます。でもインドネシア語にすると、セリフが長くなっちゃって、うまく言うのが大変なんです(笑)」
――ちなみに日本から仲川遥香さんと高城亜樹さんがJKTに入りましたが、どうですか?
「大先輩だし、勉強をさせてもらっています。でも一緒に遊びに行ったり、ご飯に行ったり。JKT48のメンバーはみんな仲良くて、家族みたいなんですけど、新しいお姉ちゃんが増えた感じです」
――仲川さんは、新曲でセンターになったり、かなりの活躍をしているみたいですね。
「はるかさんはすごいです。ジャカルタに来てまだ半年なのに、インドネシア語が上手で、公演のMCは普通に大丈夫だし、テレビもどんどん前に出てトークしてます」
――高城さんは?
「あきちゃさんは色んなことを教えてくれます。今やってる『恋愛禁止条例』は大人っぽい曲が多くて、表情とか悩むことも多いんですけど、こうやって歌うんだよとかアドバイスくれたり。日本へ行く発表をした時は『一緒に頑張っていこうね』ってメールをくれました」
■水着グラビアは挑戦してみたい?
――先日のチームA公演でAKB48劇場に初めて登場しましたけど、どうでしたか?
「すっごく緊張して、覚えてないんです。震えちゃいました」
――今までJKTの劇場に上がっていたのに?
「JKT48にいる時に、練習のためにAKB48さんの劇場公演のDVDを見てたんです。だからそのステージに立つというのは緊張します。しかもステージに私を呼んでくれたのが、ずっと憧れていたまゆゆさんだったので」
――もうAKBのメンバーとは仲良くなれました?
「松井咲子さんが声をかけてくださって、グーグルプラスに載せてもらいました。コンサートでピアノをソロでやってるのを知っていて、すごいなあと思っていたので、うれしかったですね」
――ちなみに日本で活動するにあたって、グラビアに挑戦する機会もあると思うんですけど、どうですか? JKTのファンもそれについてやきもきしてるみたいですが。
「ジャカルタでは文化が違って、人前でおなかを出したりしないんです。JKT48のガイドブックを海で撮影したんですけど、水着じゃなくて、タンクトップに短パンだったり」
――でも日本だとステージ衣装でもおなかを出したりしてますよね。
「どうなるんでしょう……。ジャカルタのファンもいるし、文化もあるから、まだわからないです……」
――日本で活動するにあたって、これからどうなっていきたいですか?
「経験はまだまだなんですけど、一生懸命やって、AKB48さんと同じレベルになれるよう頑張っていきたいと思います」
――AKB48としての目標は?
「まずたくさんの人に知ってもらうことですね。何事も頑張って取り組んで、たくさんの人に知ってもらいたいです。できればJKT48のことも知ってもらえたらいいなって思います」
――最後に自己アピールをどうぞ!
「ずっと海外に住んでて、もしかしたらちょっと変わってるかもしれないです(笑)。普段は人見知りなんですけど、慣れたらしゃべります。だから握手会とかでもたくさん話しかけて下さいね!」
(取材・文/関根弘康、撮影/佐賀章広)
■ノザワレナ(野澤玲奈)
1998年5月6日生まれ、東京都出身
ニックネーム:レナチャン
JKT48チームJ/AKB48兼任
詳しい情報はJKT48の公式HP【http://jkt48.com/】をチェックだ!
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