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「30代以上の男性がEDになるのは当たり前」ED治療の第一人者激白

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「ED」とは「Erectile Dysfunction」のことで、日本語で「勃起障害」や「勃起不全」と訳される。「ED」と聞くと何となく完全に勃起できない状態だと思いがちだが、実はそうではない。専門的には、「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」と定義されている。

 では、具体的に「ED」とはどんな症状を指すのか?

「例えば、勃起するのに時間がかかったり、勃起しても射精する前に萎えてしまったりして、満足のいく性交ができない人は、いずれも EDです」とは、ED治療の第一人者である浜松町第一クリニックの竹越昭彦院長。竹越院長によれば、30歳くらいまでの若い人は、心因性の原因がほとんどなので、治療で勃起力を回復させることはできるそうだ。ただ……。

「問題は30代半ば以上の中年男性。このぐらいの年齢になると運動能力、体力、記憶力、集中力、免疫力、お酒を分解する肝臓の能力、視力など、“力”とつく能力が、すべて低下していくのが当たり前にもかかわらず、勃起力や精子の生産能力は、いつまでも18歳のころと変わらないと思っている(思いたい)人が多い。ある意味、年齢とともにEDになるのは当たり前。もちろん、なかには50代になっても勃起力が衰えない人もいますが、それは勃起する能力がイチローのように天才的というだけで、普通の人はそうはいきません」

 女性が一定の年齢で閉経を迎えるとのと同じように、男性も勃起力や精子の生産能力も年齢とともに運動能力などと等しく低下するというわけだ。

「なかには、治療すれば勃起力は18歳のころのよう戻りますか?と聞いてくる中年がいますが、ハッキリ言ってそれはありません。低下した能力を元に戻すことはできない。できることがあるとすれば、衰えた勃起力を薬でカバーする方法だけです」

 心因性の原因が多い30歳くらいまでの若い人なら、最初の数回、キッカケ作りのためにED治療薬を使えば治る可能性はあるが、30代半ば以上の中年男性の場合、治る可能性はまずないそうだ。

「ED治療薬にはいくつか種類がありますが、基本的には男性が服用することによって、血管を拡張させ、全身の血液の巡りを良くしてくれます。特に海綿体の血管を拡げることによって勃起を補助する。これがED治療薬の本質です。脳の性欲中枢に働きかける催淫剤や、性欲増進剤では決してありません。だからニコチンやアルコールのように依存性、中毒性、耐性などはなく、ニトログリセリンとの併用を除けば極めて安全な薬です」

 では、ED治療薬はどんなものを選べばいいのか?

「当院の場合、まず初診患者にはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類を処方します。その理由は、どの治療薬が自分に合うのか、どんな目的でED治療薬を使うのか、患者さんのタイプや目的によって異なるから。治療薬のわかりやすい違いとしては、バイアグラやレビトラの持続作用が約5時間なのに対して、シアリスは約36時間も持続すること。効果が続く間は何度もチャレンジ可能で、2回戦目、3回戦目でも1回戦目と同じ勃起力を得ることができるでしょう」

 実際、浜松町第一クリニックの受付で待っていたところ、約10分で7人もの患者がクリニックを訪れていた。年齢も30代から60代ぐらいまでバラバラ。金曜日ともなると約200人もの患者が訪れるという。そんなにもED治療薬を使っている人が多いということに驚く。

「とにかく30代以上の男性は、勃起力も運動能力同様に年齢とともに衰え、そして衰えた勃起力は取り戻せないことを自覚する。18歳のころには戻せません。そのうえで、ED治療薬を使って衰えた能力を補えばいいのです」

 ちなみにシアリスを飲んだからといって、36時間ずっと勃起しっぱなしというわけではない。36時間は、物理的刺激を受けると勃起しやすく、かつ勃起を維持できる状態が続くということだ。少しでも勃起力の衰えを自覚したら、専門医の診察を受け、必要に応じてED治療薬を使ってみるほうが、満足できない性行為に悩むより、よっぽどスッキリするのでは? <取材・文/日刊SPA!取材班>



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