最近テレビをつけると、グルメ番組ばかりやっているような気がする。いや、気がするんじゃなくて実際やっている。
美味しそうな食べものを紹介してくれる番組を、「いつか食べに行きたいな~」などと思いながら見るのは楽しいけれど、前から気になるのが、レポーターのグルメコメント。
どの番組を見ても似たり寄ったりで、なんというか、エラそうで申し訳ないが「素人くさい」のだ。
例えば、スイーツを食べたレポーターは「甘すぎなくておいしい」と言い、野菜を食べたレポーターは「甘みがあっておいしい」言う。新鮮な魚は「プリップリで甘~い」だし、肉は「やわらか~い」「溶ける~」の大合唱だ。あるいは、「口の中に広がる香りが……」なんて、お決まりのフレーズはまさに耳タコである。
「グルメコメント」と言えば、芸の域にまで高めた彦麻呂先生は別格だとして、「あれくらいのコメントなら俺にだって言えるぜ」と勘違いした「自称グルメレポーター」的な輩が、増えてきているのではないだろうか。 ちょうどお笑い番組が、形だけそれっぽいお笑いトークを氾濫させたように……。
日本全国には、そんなグルメ番組を見ながら、通り一遍のコメントしかできない、「自称グルメレポーター」的な輩にモノ申したい! と思っている人はたくさんいるはずだ。
そんな人たちに朗報だ。
キリンビールが今年の秋に実施する、47都道府県のうまいものが当たる「選ぼう ニッポンのうまい!2013」プレゼントキャンペーンに関連して、「ニッポンのうまい!大試食会 市民グルメレポーター」を募集するらしい。
これは、「ニッポンのうまいものが一堂に会する試食会で料理を試食し、その食材にキャッチコピーをつける」というなんとも楽しそうなイベントだ。考えただけでも腹が、いや胸が高鳴るじゃないか!
市民グルメレポーターに選ばれる方法は簡単。出された「お題」にグギュッと気の利いた「グルメコメント」を答えるだけ。コメントを応募した方の中から、50組100名が「ニッポンのうまい!大試食会」に招待されるのだ。
試食会で作成したキャッチコピーは、スペシャルサイトに掲載されるほか、全国の店頭にも掲載されるというから、「腕」と「舌」に覚えのある人は、応募しない手はないだろう。
ちなみに「お題」は、以下の通りである。

「よく冷えた一番搾り生ビール。ゴクゴク飲んだあなたは一言どんなコメントを言いますか?」
せっかくなので、夕刊ガジェット通信も考えてみた。
Q:よく冷えた一番搾り生ビール。ゴクゴク飲んだあなたは一言どんなコメントを言いますか?
A(その1):「冷えた生が、俺の渇いた喉とハートをうるおすぜ!」
解説:文字通り、一番搾りが喉と心に染みわたる様子を表現。これで審査員のハートをキャッチだ。
A(その2):「うまい! 一番搾りの宝石箱や~」
解説:一番搾りの美味しさがまるで宝石なので。どっかで聞いたことがあるなんて異論は認めない。
A(その3):「黄金の慈雨がタクラマカン砂漠に滲みこんでいく!」
解説:詩的な表現で「ビール」と「乾いた喉」を表現。詩的すぎて何を指しているかよく分からない奥ゆかしさがポイント。
……正直ハードルが上がったか下がったかはよく分からないが、みなさんは、全国のウマいものをたらふく食べて、グルメレポートするという、夢みたいな仕事にありつけるチャンスだ。どんどん応募しよう!

【関連情報】
キリン 「選ぼう ニッポンのうまい!2013」プレゼントキャンペーン
http://www.kirin.co.jp/brands/nippon-umai/
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