米映画サイト“TC Candler”が毎年発表している「世界で最も美しい顔100人」。’12年のランキングで見事1位に輝いたのが前回紹介した『ゲーム・オブ・スローンズ』にて王女デナーリスを演じているエミリア・クラークだ。初の大役に抜擢された彼女、どうプレッシャーをハネのけたのか?
◆ヌードに挑戦した“超絶美人”。 「演じるうえで避けては通れない」
「役柄を大好きになることね。それで乗り越えたわ。デナーリスはさまざまな要素を内包する素晴らしいキャラクターだったので入り込みやすかった。少しでも確信が持てなかったり、不安になったりしたら原作と脚本を読み返すだけ。私は昔からそういうやり方なの」
ドラゴンの血を引く家柄で、ミステリアスなヒロイン。劇中、彼女はヌードシーンにも果敢にチャレンジした。
「今回は原作を読んで、ヌードシーンが結構あることは最初からわかっていたの。でもこれは、デナーリスを演じる上では不可欠なことだし、彼女の成長を描くのに重要で、シリーズにとっても大事な要素。それなしにデナーリスを誠実に描くことは不可能だと思ったわ」
デナーリスのどういうところに感情移入できたのか。彼女はこう答えた。
「同じ女性として、彼女の境遇に共感できたわね。極端に男性優位の社会で、周囲の男たちに虐げられるのがかわいそうに思えて。そこがすべての起点かな。訪れるのは彼女にとって初めての試練ばかり。でもストーリーが展開していくにつれ、たおやかに困難をクリアしていく。ひとりぼっちの彼女を支えているのは“鉄の意思”で、そこが素晴らしいところ。だから彼女を見ていると魅了されるの。何よりも愛しい男性に出会い、その後、無数の困難が降り掛かってくるけれど、それでも屈することなく自立した女性でいる。一女性としては大いに共感したところだったわね」
【エミリア・クラーク】
’87年、英国ロンドン生まれ。セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインのドラマセンターで演劇を学び、’09年に卒業。イギリスの連続メロドラマ『Doctor』(’09年)、アメリカ映画『タイム・パニック』(’10年)などに出演し、’11年から始まった本作『ゲーム・オブ・スローンズ』で大ブレイク!
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