こんにちは。恋愛ライターの石田です。参院選のニュースを見ていたら、ベルギーで、国王アルベール2世が退位して、長男のフィリップ皇太子が第7代国王に即位したという記事を見つけました。オランダのベアトリックス女王が退位して、ウィレム・アレクサンダー国王が即位したのが今年の4月30日。ヨーロッパの王室の世代交代だけでなく、イギリスのロイヤルベビーのことも気になりませんか?
今の世の中、組織のトップに立とう、仕事である地位を得たいと思うなら激しい競争に勝ち抜かなければなりません。婚活も同じ。個性をアピールしたり、長所をより魅力的に見せて相手の心を掴まなければ、願いは成就しません。でも、生まれたときから高い地位が約束され、国王や女王になるべく教育を受けて、温室(城)の中で暮らすというのは、どういうことなのでしょう。
18歳で即位して、「太陽の沈まない帝国」の頂点に立ったヴィクトリア女王と彼女を支えたアルバート王子の愛を描いた『ヴィクトリア女王 世紀の愛』。ヴィクトリア女王は母親であるケント公妃との確執や政治家との駆け引きの中で、ベルギー国王の甥で誠実なイケメン王子・アルバートに恋をします。
自分の意志で結婚相手を選び、立場上プロポーズできないアルバート王子に対して情熱的に愛を告白して21歳で結婚。当時、王室の結婚式といえば金糸や銀糸で刺繍した豪華な重々しいドレスを着るものだったけれど、ヴィクトリア女王が清楚な白いシルクサテンのウェディングドレスを着て以来、白いウェディングドレスが世界で広まったそうです。
ドイツで暮らしていたアルバート公のためにドイツから取り寄せたクリスマスツリーを飾ったことからイギリスでもクリスマスにはツリーを飾るのが広まったとか。多くの子供(9人!)に恵まれ、公務で忙しい中でも二人で過ごす時間を大切にしていたヴィクトリア女王とアルバート公。
思い通りにならないことがあると、身近にいる人のせいや環境のせい、こんな星の下に生まれた自分の運の悪さのせいにしたくなるけど、ヴィクトリア女王は虚飾と企みが渦巻く王室の中でも真実の愛を自分で見つけました。周囲に翻弄されながらも、女王としての人生を選び、アルバート公と生涯の仕事に誇りを持ち続けました。
人生の決断を前に自信がなくなりそうなとき、この作品、ヴィクトリア女王の決断から勇気をもらってみては、いかがでしょう?
■作品情報『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
キャスト:エミリー・ブラント ルパード・フレンド ポール・ベタニー ミランダ・リチャードソン ジム・ブロードベント
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
製作:マーティン・スコセッシ
脚本:ジュリアン・フェロウズ
衣装:サンディ・パウエル
配給:ギャガ
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公式サイト:http://victoria.gaga.ne.jp/
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